最近、イタリアン系の料理動画を見るのにハマっているのですが、そのなかで気になったメニューが「ラグー」。
なんかカッコイイ響きで、作れたかっこいいし、イキれそう。
てことで、動画を参考しながら自分なりに作ってみました。
ラグーってのは要するにミートソースのことなんですけど、
「野菜を丁寧に炒めて、赤ワインを贅沢に使って、しっかり煮込む。」
ていねいに作れば一味違うおいしさを楽しめます。
というわけで、今回はカンタンに、適当に作れるおいしい「ラグー」の記録を公開。
よかったら参考にしてみてくださいまし〜。
そもそも「ラグー」って何者?

じっくりコトコト煮る料理
作る前に、まずは「ラグー」について少しおさらい。
イタリア料理のラグー(ragù)とは、「肉や野菜などを細かく切ってじっくり煮込んだソース」や「煮込み料理全般」を指す言葉だそうです。
もともとはフランス語の「ragoût(ラグー)=煮込む」が語源で、ナポレオン時代にフランスからイタリアに伝わり、独自の進化を遂げたのだとか。
一般的にパスタソースとして知られていますが、実はもっと広い意味での「煮込み料理」なんですね。
北イタリアでは挽肉を使った繊細なもの(私たちが知るボロネーゼはこれに近い)、南では豪快な塊肉とトマトで煮込むものなど、地域や家庭によってレシピは様々です。
お手本はこれ! きっかけをくれたTOSHIシェフの「ラグーソース」
今回、私がラグーを作りたいと思うきっかけになった動画はこちら。イタリア在住30年のTOSHIシェフが作るラグーソースの動画です。
この動画で触れられている、「おいしいラグーを作るためのポイント」はこちら↓。
- 旨味の土台「ソフリット」:
香味野菜(玉ねぎ、セロリ、にんじん)を「これでもか」というぐらい強火でしっかり炒め、甘みと旨味を引き出す。 - 野菜は包丁で刻む:
フードプロセッサーは水分が出すぎて味が変わるため、あえて包丁でカット。 - 本場の流儀:
煮込む際の「アク」は、基本的に取らない。 - 完成のサイン:
煮込みが終わり、オイル(油)が上に浮いてきたら完成。 - パスタと煮からめて食べる:
パスタと合わせる時、ソースは「かける」のではなく「和える(絡める)」ことで味が格段に良くなる。
動画で触れられているポイントをすべて実践するのは無理かもですが、できる範囲でやればそこそこ旨いラグーができるだろ。
という期待を込めて、調理開始です。
管理人ちなみに、TOSHIさんはシンプルでおいしいイタリア料理のレシピをいろいろ紹介してくれてます。
ラグーのほかにも旨そうなメニューがたくさんあるので、気になる人はチェックしてみてください。
【実践ルポ】いざ、我が家のキッチンへ。
TOSHIシェフのレシピはプロの分量なので、私は家庭で作りやすいように適当な分量で挑戦。大切なのは「じっくり炒めて、じっくり煮込む」というポイントです。
【使う材料(分量はテキトー)】
- 野菜:たまねぎ、にんじん、セロリ
- 牛豚合いびき肉
- 塩
- ローリエ(あればローズマリーも)
- オリーブオイル
- 赤ワイン
- ホールトマト缶


1. 野菜を刻み、ひたすら炒める
まずは香味野菜(たまねぎ、にんじん、セロリ)を小さくカット。
TOSHIさんが言ってたように、包丁で刻んでいきます。


鍋にオリーブオイルを入れ、野菜を投入。
軽く塩をふり、「コテコテに」なるまで、ひたすら炒めます。
野菜の甘みを引き出す、大事な工程です。


2. 肉とワインを投入
野菜がいい感じになったら、お肉。
TOSHIシェフは野菜の中にそのままひき肉を入れていましたが、私は動物性の脂がギトギトなのは個人的にあまり好きじゃないので、ここでちょっとアレンジ。


別のフライパンでひき肉を軽く炒め、出てきた余分な脂が入らないようにして野菜の鍋に合流させました。
ローリエと、家の庭に生えてるローズマリーも投入。(ハーブはないならないでいいと思います)


鍋で肉と野菜をさらに炒め合わせ、水分が飛んだら……いよいよ、赤ワインをドバ〜ッと投入! (そして、特別な料理を作ってるっぽい自分に酔うw)


火力を上げてアルコールを飛ばします。
3. トマトと煮込み(ほぼ放置)
アルコールが飛んだら、ホールトマト缶を投入。
という工程なんですけど、今回は作り置きしてたトマトソースを先に使いたかったので、こっちを投入しました。




ここからは火を弱火に落として、コトコトと煮込んでいきます。時間は1時間ぐらい。
嬉しいことに、煮込み始めたらほぼ放置でOK。
焦げ付かないように時々かき混ぜるだけで、あとは時間がすべてを美味しくしてくれます。
【実食】時間と手間が「旨味」に変わる瞬間
煮込みが終わり、TOSHIシェフが言っていた「オイルが上に浮いてきた」状態になったら、完成のサイン。
まずは、出来上がったラグーをそのまま一口。
(できあがりの写真を撮り忘れるという不覚…)


できあがりもまあこんな感じ。



……なにこれ。ウマい。
ソテーした野菜の甘みと、赤ワインのコク、お肉とトマトの旨味が完全に凝縮されています。
ハーブがふわりと香り、おいしくないはずがない。これだけで赤ワインをじゃぶじゃぶ飲めそうな、深い味わいに仕上がりました。
食べ方その①:王道、ペンネと
もちろん、パスタは外せません。
ペンネを茹で、表示より少し早めに上げます。フライパンにラグーを入れ、茹で汁で少し伸ばしたところへペンネを投入。


煮汁を吸わせながら煮からめていきます。
仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノ(チーズ)をかけて少し和え、皿に盛り付け。追いパルミジャーノをかけて、完成。


ラグーだけでも最高でしたが、パスタと食べるとまた別格の美味しさ。チーズのコクが加わり、旨味がさらに増しています。
うまいもの(パスタ)に、うまいもの(ラグーソース)をからめて、うまいもの(パルミジャーノ)をかける。
そりゃウマいよな、と。大満足の仕上がりでした。
食べ方その②:大本命!グラタン風(筆者イチオシ)
そして、個人的にペンネよりも美味かったのが、これ↓です。


つくり方
- 業務スーパーの冷凍じゃがいも(皮むき・ボイル済み)を解凍。
- バターと塩を入れて、マッシュポテト的なやつを作る。
- 耐熱皿にマッシュポテトを敷き、上からラグーをかける。
- チーズを適量乗せて、オーブントースターで「ええ感じ」に焼く。
- 最後にオリーブオイルをたらり。
これが、最高でした。
パスタだとラグーが麺に絡んで散り散りになりますが、これならラグーの旨味をよりダイレクトに味わえる。
そして、じゃがいもとラグーの相性が抜群なんです。大発見でした。


結論:ラグーは思ったより簡単で最高に美味しい


できあがりもまあこんな感じ。
今回、憧れだったラグー作りに挑戦してみて、心の底から思いました。
「時間はかかるけど、めちゃめちゃ面倒なわけじゃない」
確かに、野菜を切る手間(これはフードプロセッサーで短縮可能)や、炒める手間はあります。
でも、煮込み始めたらほぼ放置でいい。実際に手を動かしている時間は、思ったほど長くありませんでした。


そして、その「少しの手間と時間」が、ちゃんと「美味しさ」に変わって返ってくる。これはうれしいですよね〜。



思ったよりもずっと簡単で、最高にご馳走感のある「ラグー」。
すっかりハマってしまったので、また近いうちに作ってしまいそうです。
あなたもいっちょ煮込んでみては?
【追記】さらにおいしく!ラグーソース ver.1.1 改善レポート


初回に作ったラグー(ver.1.0)は十分美味しかったのですが、やはり「もっと美味しくなるはず!」という探究心が止まりませんでした。
そこで、ver.1.0の反省点を踏まえ、より自分好みの奥深い味わいを求めて改良版(ver.1.1)に挑戦!以下の4つのポイントを調整してみたところ、以前とは比べ物にならないくらい遥かにおいしいラグーに進化しました。






トマトの旨味アップ
| 改良ポイント | 効果と結果 |
| 香味野菜はフードプロセッサーでみじん切り | 包丁で手切りするよりも圧倒的にラク。味が落ちたとは思わなかったし、むしろ野菜が細かくなることでソースとの一体感が増した。 |
| 赤ワインの増量 | 肉の臭みが減り、ソース全体のコクと味わい深さが格段にアップしました。 |
| 煮込み時間の延長 | ひき肉を約2時間じっくり煮込んだことで、肉がトロリと柔らかくなり、ソース全体に一体感が生まれました。 |
| トマトの旨味アップ | 自家製トマトソースを増やし、さらにトマトペーストを併用。トマトの旨味と風味が強くなり、奥深い味に変化しました。 |
| 甘み(砂糖)をプラス | やはり野菜の甘さだけでは物足りず、砂糖が悪目立ちしないギリギリのラインで甘みを補強。全体のバランスが整い、美味しさがグッと増しました。 |
砂糖のかわりに使える低カロリー甘味料
いやもう、このver.1.1は自分史上最高のラグー。
太めのパスタと合わせて食べたけど、まあ〜ウマかったです。




「味は変わらんけど気分がいい」程度のアルミパンとは違い(笑)、こちらは実際に味が劇的に良くなりました。時間をかけてじっくり煮込んだ甲斐があったというものです。



次回(ver.1.2)は、今回の改良を活かしつつさらにおいしく、再現性のあるラグーを作れるように、各調味料の分量をしっかり測ってレシピ化に挑戦してみようと思います。


