みなさん、こんにちは!食いしん坊おじです。
突然ですが、みなさんはオリーブオイルといえばどこの国を思い浮かべますか?
イタリア?スペイン?それともギリシャ?
今回ご紹介するのは、南米「ペルー産」のオリーブオイルです。

「え、ペルー?正直、ピンとこないなぁ…」
私も最初はそう思いました。しかし、このオリーブオイル「バジェスル(Valle Sur)」、ただの変わり種ではありません。
なんと、フレンチの鉄人と呼ばれる坂井宏行シェフが愛用しているという、知る人ぞ知る逸品なんです。
- 酸度は驚異の0.22%(鮮度がレベチ)
- 苦味と辛味がガツンとくる(ポリフェノールの塊)
- いろんな料理に使える(卵かけご飯にも)
今回は、そんな「バジェスル」を実際に購入して実食レビュー!
ネット上の「怪しい?」「苦い?」といった評判の真相や、美味しい食べ方まで、忖度なしで徹底解説します。
バジェスル(ValleSur)のオリーブオイルとは?

まずは「バジェスル」というオリーブオイルについて、さくっと解説します。
特徴① 酸度0.22%以下の圧倒的な「鮮度」
オリーブオイルの「鮮度」を表す数値に「酸度」があります。
国際的なエキストラバージンオリーブオイルの基準は「0.8%以下」ですが、バジェスルはなんと「0.22%」。
- 国際基準(IOC): 0.8%以下
- 一般的な高級オイル: 0.3〜0.5%程度
- バジェスル:0.22%
この数値は、収穫から24時間以内に搾油し、コールドプレス(低温圧搾)製法を守っているからこそ実現できる「生ジュース」の証です。酸化していないので、油特有の嫌な臭いが全くありません。

特徴② 料理の鉄人・坂井宏行シェフが絶賛

バジェスルは、フレンチの巨匠・坂井宏行氏(ラ・ロシェル)も認めたクオリティ。
坂井シェフは、このオイルを「凄く爽やか!」と評し、フレンチはもちろんんこと和食にも使えると太鼓判を押しています。
シェフご自身は「卵かけご飯」にかけて食べるのがお好きなんだとか。
なんかスゴイ賞もとってる

特徴③ 珍しいペルー産「クリオージャ種」100%
バジェスルに使われているのは、ペルー固有の「クリオージャ種」という希少なオリーブ。

450年前にスペインから持ち込まれた苗木が、アタカマ砂漠の過酷な環境に適応して進化した品種です。
この過酷な環境(強い紫外線と乾燥)から身を守るために、オリーブの実が栄養(ポリフェノール)をたっぷりと蓄えるため、非常に濃厚なオイルに仕上がっています。
【実食】バジェスルのオリーブオイルを徹底レビュー

それでは、実際にバジェスル(Valle Sur)を開封して、いろいろな料理で試してみた感想をレポートします。
まずはそのまま舐めてみた
まずはスプーンに出して、そのまま味わってみました。

口に含んだ瞬間、「お、これは強いぞ」と感じました。
前回レビューした「ICONO フルーティー」がマイルドな優等生だとしたら、バジェスルは苦味とピリッとした辛味が効いた「野生児」といった印象。
喉を通る時に、カッ!とくるスパイシーな刺激があります。でも、決して嫌な味ではなく、芳醇なオリーブの香りが鼻に抜けて非常にコクがある。
「あ、今体にいいポリフェノールを摂取してるな〜」と実感できる、力強いおいしさです。
サラダ:たっぷりがけが正解!

続いては定番のサラダ。
結論から言うと、サラダにはマイルド系の「ICONO」より、この「バジェスル」の方が合う気がしました。
バジェスル特有のほろ苦さとピリッとした辛味が、生野菜の青臭さと絶妙にマッチします。

香りが高いので、ドレッシング代わりにたっぷりかけても「油っぽくてうざい」とはなりません。
むしろ、ジャブジャブかけてオイルの味を存分に味わうのが正解かも。
パスタ:シンプルなソースと好相性

パスタ料理の仕上げ(後がけ)としても使ってみました。
調理には「安いオリーブオイル」を使い、食べる直前の香り付けとして「バジェスル」を使うという感じで検証しています。
| パスタの種類 | 相性 | 感想 |
| ペペロンチーノ系 (スティックブロッコリー) | ◎ 最高 | 一番おすすめ。味の構成要素が少ないので、オイルのおいしさがダイレクトに分かります。フレッシュな香りが加わり、お店の味に。 |
| トマトソース系 (カレッティエーラ) | ◯ 良き | 後がけしなくても美味しいけど、かけるとオリーブの香りが加わって高級感が増します。後ろから味を支えてくれる感じ。 |
| チーズ系など (香りが強い具材) | △ 微妙 | チーズなどの香りが強い食材が入ると、高級オイルの繊細な違いが消えてしまいます。これは安いオイルで十分かも。 |
管理人ICONOの時もそうでしたが、やはり高級オイルは「シンプルなパスタ」の仕上げに使ってこそ真価を発揮します。




卵かけご飯(TKG):疑ってごめん、激ウマでした
つづいては、坂井シェフおすすめの「卵かけご飯」です。


食べる前は「ええ〜?TKGにオリーブオイル?そんなに合わんやろ…」と思っていました。
これまでも噂は聞いていましたが、「試さずに死ぬタイプ」だった私。しかし、今回はレビューのためにとりあえず試してみました。
▼わたしが好きなTKGの作り方
- ご飯に「卵の白身」と「味の素」を混ぜておく
- 黄身をあと乗せする
- チョーコーの「かけしょうゆ」を垂らす
- 仕上げに「バジェスル」をひと回し


食べてみた結果……。



なんこれ、まじで旨いやんけ…!
オリーブのフルーティーさが際立ち、ご飯や醤油の甘みをグッと引き上げてくれている感じです。
醤油とオリーブオイルが混ざると、こんなに濃厚なソースになるんですね。
これまで食わず嫌いで試さなかった自分を恨むほどうまかったです。
TKGに合うおすすめの醤油
バニラアイス:こっちもイケる


デザートにバニラアイスにかけてみました。
これも「バニラアイスはそのままが一番でしょ」と思っていたのですが、見事に予想を裏切られました。


オリーブの香りが加わることで、スーパーの安いカップアイスが、デパ地下の高級アイスのような芳醇な味に変わります。
容器の使い勝手:液垂れストレスなし
地味に重要なポイントですが、容器の使い勝手も優秀でした。


口コミ通り、注ぎ口のキレが良く、ピタッと止まります。
使ったあとに瓶のまわりがベタベタになるあのストレスがないのは、日常使いする上でかなり高評価ですね。
バジェスルの口コミ・評判まとめ&検証!おいしい食べ方も紹介


「鉄人が認めた味」とはいえ、実際に購入した一般ユーザーはどう感じているのでしょうか?
ネット上の口コミや、クラウドファンディング支援者のリアルな声を徹底リサーチし、良い意見も悪い意見も包み隠さず検証しました。
悪い口コミ(デメリット):「苦味」と「価格」の壁
まずは、購入前に必ず知っておくべきネガティブな意見から。包み隠さずお伝えします。
悪い口コミ①「苦くてびっくりした」「薬っぽい味がする」


これが最も多いネガティブな意見です。
普段、スーパーで売っているマイルドなオリーブオイルに慣れている方からは、
「喉がピリピリして痛い」
「苦くて子供が食べてくれない」
という声が挙がっています。
中には「薬のような味がする」と感じてしまう人もいるようです。
実はこれ、「本物の証」なんです。このピリピリ感の正体は、抗酸化物質の「ポリフェノール(オレオカンタール)」。
搾りたてのフレッシュなオイルほど、この「喉への刺激」が強い傾向にあります。
「良薬口に苦し」と言いますが、この刺激こそが、鮮度が高く栄養価が損なわれていない証明です。



オイルを直接飲むと苦みやピリッとした感じが強いと感じるのですが、料理にかけるとそうでもないです。
辛味やピリつきは、個人的にはそこまで気にする必要はないんかな〜と思います。
悪い口コミ②「値段が高い」
500mlで約6,000円弱という価格設定に対し、
「普段使いするには勇気がいる」
「リピートしづらい」
という声も正直なところあります。スーパーのオイルの10倍近い値段ですからね。



さすがに、サラダ油のような感覚でドバドバ使うのはもったいないです。
刺し身醤油やポン酢のように、調味料感覚で使うのがキホン。この使い方なら、そんなにコスパは悪くないですよ〜。
良い口コミ(メリット):和食にも合う「魔法の調味料」
一方で、リピーターからは熱烈な支持が集まっています。
特に多かったのが、「和食への意外な相性」と「使い勝手の良さ」に関する声です。
良い口コミ① 「いつもの和食がご馳走に変わる」
和食との相性を好評する人が多いという点は、バジェスルのおもしろいところ。
多くのユーザーが、洋食だけでなく「日本の家庭料理」に合わせて楽しんでいます。実際にあった声をまとめると…
- 「納豆に混ぜると、独特の匂いが消えてクリーミーになる」
納豆に小さじ1杯混ぜるだけで、ふわふわ感が増して、あの独特の匂いがマスキングされて食べやすくなるそうです。 - 「味噌汁に入れると、コクが出て洋風スープみたいになる」
お椀によそった味噌汁にひと回し。味噌のコクとオイルが合わさって、野菜の甘みが引き立つという声も。 - 「豆腐にかけると、大豆の甘みが引き立ってまるでチーズ」
塩とバジェスルだけで食べる冷奴(豆腐のカプレーゼ風)は、もはや定番の楽しみ方です。


良い口コミ② 「バニラアイスや大福にかけるのが至高」
意外なところでは、デザートへの活用報告も多数!
「バニラアイスにかけると高級デザートになる」や、
「塩大福にかけると甘じょっぱさがたまらない」という上級者も。
オイルの苦味が、あんこやアイスの甘さを引き締めてくれるんですね。


良い口コミ③ 「液垂れしないボトルが最高」
地味ですが、毎日使う上で絶賛されているのがここ。
「注ぎ口が優秀で、ピタッと止まる」
「瓶がベタベタにならないのでストレスがない」
という喜びの声が多数あります。


「液垂れ」って地味にストレスなので、キッチンを汚したくない綺麗好きな方には、これだけでも選ぶ理由になります。
良い口コミ④ 「香りが段違い!まるで青汁のような濃さ」
開封した瞬間の香りに対する感動の声も多いです。
「青草のような若々しい香り」
「トマトのようなフレッシュな香り」
色は濃いグリーンや黄金色をしていて、「成分が凝縮されているのが目に見えてわかる」という声も。
この「濃さ」が、健康意識の高い層からの信頼を集めています。


口コミからわかる「バジェスル」が向いている人
- × 向かない人:
- クセのないオリーブオイルが好きな人
- 炒め物などに普段からドバドバ使いたい人
- ◎ 向いている人:
- 「新しい味覚体験」を楽しめる食の探究心が強めな方
- 「健康のため」にポリフェノールを積極的に摂りたい方
- 「和食(TKG、納豆、豆腐)」をワンランク上の味にしたい方
- ※もちろん、パスタやサラダなどの定番の使い方もオススメ
特に、「卵かけご飯(TKG)で世界が変わった」という声は、多くのユーザーが挙げています。





たしかにTKG×バジェスルは、まじウマでした。
芳醇なオリーブの香りが入ることによる、濃厚な旨味の世界。ぜひあなたも体験してみてください。
バジェスルはどこで売ってる?


バジェスルは、一般的なスーパーではほとんど見かけません。
基本的にはネット通販での購入になります。(Amazon、楽天市場、公式サイトなど)
バジェスルの価格(2025年12月に公式サイトで調査)
- 500ml:5,870円
- 200ml:2,980円
- 100ml:1,980円
値段は公式サイトでも、ネットショッピングサイトでも変わらないので、基本的にはAmazonや楽天で買うほうが便利ですね。
「高い!」と思うかもしれませんが、加熱調理に使わず「かける調味料」として使うなら、けっこう長持ちします。
また、酸化しにくい遮光瓶&高ポリフェノールなので、開封後も味が劣化しにくいのも嬉しいポイント。
まとめ:美味しい!でもコスパ重視なら「ICONO」かも?


今回は、ペルー産の希少なオリーブオイル「バジェスル(Valle Sur)」を実食レビューしました。
全体的な感想をひとことで言うと、「味は間違いなく一流」です。
オリーブの青々しい爽やかな香り、そして喉にくるしっかりとした苦味と辛味。サラダやパスタの引き立て役としてはもちろん、TKG(卵かけご飯)やスイーツと合わせる「調味料」としても極上の仕事をしてくれます。








これを1本常備しておけば、日々の食生活が豊かになることは間違いありません。
正直、コスパはどうなの?
ただ、「コスパ」という点では、正直に言うと「う〜ん…」という感じです(笑)
500mlで約6,000円弱という価格は、やはり高級品。品質が伴っているのは分かりますが、普段の料理にドバドバ使うのは、わたしのような庶民にはキツいですね。
以前レビューしたチリ産の「ICONO(アイコノ)フルーティー」も同レベルに美味しくて、あちらは500mlで4,000円前後。


「味のクオリティ」と「お財布への優しさ」のバランスを考えると、個人的には「ICONO」の方に軍配が上がるかな〜というのが本音です。
結論:あなたはどっち派?
とはいえ、バジェスルにはICONOにはない「ガツンとくるスパイシーさ」があります。
迷っている方のために、選び方の基準をまとめました。
- 「ICONO」がおすすめな人
- コスパ良く、美味しいオイルを使いたい。
- 苦味や辛味が少ない「マイルド」な味が好き。
- パンやパスタなど、洋食メインで使いたい。
- 「バジェスル」がおすすめな人
- 健康のために「ポリフェノール(苦味・辛味)」をしっかり摂りたい。
- 卵かけご飯、豆腐、納豆など「和食」を格上げしたい。
- 鉄人・坂井シェフのお墨付きを体験してみたい。
マイルドで優しい「ICONO」か、野性的でパンチのある「バジェスル」か。



どちらもスーパーのオイルとは次元の違う美味しさであることは保証します。ぜひ、あなたの好みに合う「運命の1本」を見つけてみてください!

